家族団らんの日*中秋節の結婚式

先週末は先輩ウェディングプランナーの松本智保子さんプロデュースの
結婚式へサポートメンバーとして入らせていただきました。
テーマは中国の歴史を研究されているご新婦様ということから「中秋節」。
今年の9/27は中国では「中秋節」といって、
三代節句のひとつにあたる大きなお祝いで、祝日にあたります。
美しい月を「家族団らん」の象徴として
家族みんなで月餅を食べたり、大地の恵みに感謝し、楽しい食卓を囲む日なのだそうです。
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パーティのお色直しでは清王朝の伝統衣裳を身にまといご登場。
私も初めて見る、とても華やかで印象的なお姿に
もちろんゲストの皆様も大歓声!
「よっ!満州人!」の声が更に場を盛り上げます。
そこで私がすごく印象的だったのは
今までキビキビとクールに(←かっこよく、という意味)
お料理サービスをしていたレストランスタッフの皆さんが
すごくにこやかに、中国語でひそかに盛り上がっていらっしゃるご様子。
静かにはしゃいでいる、興奮を隠しきれない、という言葉がぴったりの雰囲気。
新郎新婦のお姿を皆さんそれぞれのカメラにおさめていました。
聞くと中国でもその「清王朝スタイル」は中々お目にかかれるものではないらしく
「実際に見ることが出来てとても嬉しい!とても素敵!」とおっしゃっていました。
皆さんの盛り上がりようを見るに、
感覚的には十二単の花嫁さんを見たときのような感覚なのかも?
自分の国の文化、伝統的な衣裳を誇らしく思う気持ちは
皆一緒なのだな、ということを肌で感じた一瞬でした。
華美にしないシンプルな装いも素敵だけど、思い切り華やかにするのもすごくいいですね!
だって特別な日だもの!
日本でもまた紋服や白無垢・色打掛・引き振袖などをお召しになる方も多くなり
ひときわ豪華な装いに、特別な一日であることが表されているようで本当に素敵だと心から思います。
柄や小物に込められた意味を知ることで心を豊かにしたり、
現代ウェディングのTPOにあわせた楽しみ方をしてみたり、
ぜひ皆さんもご自分たちのカラーで楽しんでみてほしいです。
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中秋節ウェディングのおふたりの末永いお幸せ・家族団らんをお祈りしつつ。
